【富里市】末廣農場別邸公園行ってみた【岩崎久彌】【古民家巡り】

鬼嫁のおでかけ日記

今年のGWは飛び石連休ということで、我が家も遠出は控えて以前から興味があった末廣農場へ出かけてみました。

午前中は酒々井インターそばの酒々井プレミアムアウトレットへ。
GW中は特別セールをしてるお店が多かったです。
娘たちはお目当てのNIKEとガシャポン専門店#C-pla
こちらは、新発売のガシャポンがたくさんある人気店。
大人も子供も楽しめますよ!

ガシャポンたくさん並んでます。

私もひとつやってみました。
うちのタマ知りませんかのけいさんドリル。
私の子供たちが小学生時代のドリル、懐かしい。
中もリアルで可愛いです。

うちのタマ知りませんかの可愛い計算ドリル


中もきっちりと再現されていて可愛い♡

お昼は末廣農場でいただきます。
末廣農場は三菱の3代目の社長であった「岩崎久彌(ひさや)」氏が自ら経営を行った千葉県富里市にある農場です。
成田空港から車で30分くらいの距離でしょうか。アウトレットから割と近いです。

営業日、営業時間、イベント等チェックできる末廣農場のホームページもあります。

末廣農場レストランとショップの入り口

この日は丼のイベント期間でした。娘たちとそれぞれ

焼きチーズカレー丼

ロコモコ丼

豚生姜焼き丼

を食しました。どれも美味しい!
生姜焼きは房総ポークでやわらかくジューシーです。
そして、こちらの名物、末廣農場ハムを焼いたものもいただきました。

焼きハム

とってもジューシーな肉肉しいハム。めちゃくちゃ美味しかったです!
棒に刺さった焼きハムはいつもここで売っているわけではないようです。GWだからかな?
ショップでは丸ごと1本販売もしてます。

末廣農場のハム

千葉県民がおっぺす!おくりものグランプリでグランプリを受賞したというハムです。
通販でも買えるみたいですよ~!
 
 
さて、お目当ての
旧岩崎久彌末廣農場別邸公園

入口の看板

末廣農場の向かいにあります。
旧末廣別邸は三菱地所が富里市に寄付した国登録有形文化財で近代和風建築という建物。大正~昭和初期にかけて末廣農場の中に建設されたそうです。
入り口から少し歩くと、主屋の入り口に到着します。

別邸玄関前

古民家好きの私はワクワクしちゃいます。
中に入ると受付のお姉さんがいます。入館料1人200円を支払って、さっそく中へ…
あぁ、でも待って色々気になる!好きとはいえ知らないことも多すぎるので
図々しく少し質問させていただいちゃいました。
まず玄関。木で作られた格子状のスノコのような敷物が。
これはなに?

玄関内部

これは、泥落としなんだそうです。
畑から上がってきて、ここで泥を落として上がるとのことでした。
なるほど〜!おしゃれなのに機能的!
廊下の右にあるこの小さな戸は?

この赤い矢印部分、気になる!

 
これは、お掃除のゴミを掃き出す戸で、ホウキで掃き集めたゴミをここから外へ捨てるのだそう。
へぇ〜!なるほど!些細なことかもしれないけど、便利なつくり!
てっきり換気の窓かと思っちゃった(笑)
昔の人の知恵ですね、現代の家にないのでいちいち気になってしまう私。
ちなみに廊下は畳敷でした。冬は足が冷たくなくて良いですね。
こちらの小さい戸は?

またまた小さい引き戸

これは、戸袋から雨戸を引き出すためのものなんだそうです。
なるほど、確かにこれなら取り出しやすい!
でも、昔住んでた家の戸袋にはこんなのなかったな〜手を突っ込んでたな〜(笑)庶民の家にはないのかもしれないです。
さて
もっとたくさん説明を聞きたかったですが、受付のお姉さんですので連れまわすわけにもいかず
この辺で…。
詳しい説明をしてくれるガイドさんもいるそうなんですよ。
別邸の案内が富里市のHPにありますので確認してから行くといいです。
毎週日曜日の11:00〜と13:00〜
私たちが行った時も日曜日だったんですけど、前日の土曜日にガイドさんがいたそうで今日はいないんですと受付のお姉さんが話してました。
次回はガイドさんがいる時間に来ようっと!

縁側から庭園を眺める

 
ガラスは、昔ながらの波打った【手吹き円筒法】のガラスでした。
筒状に吹いたガラスを開いて1枚にして作るガラスは趣があって大好きです。
ギヤマンなんて昔の言い方も好きです。写真の撮り方が下手なのでわかりにくい(笑)

錆びてる感じも素敵

電気のスイッチも可愛い。

奥座敷

こちらは奥様の部屋。奥の襖の先にはご主人の部屋と仏間があるようです。ご主人の部屋は立ち入り禁止ですが、間取り図で確認できます。
奥座敷入り口の廊下に設置されたモニターで主屋の説明が流れていましたが、娘に「早くして」と怒られそうなので次回1人で来た時にじっくり観ようと思います(笑)

ガラスでできた笠が可愛い!

女中さんの部屋の電気の笠がとても素敵でした。

落花生?

こちらも女中さんの部屋で見つけたもの。落花生?千葉県の名産品です。
これ何に使うのかな?
隣には修復時に出た部材が展示してありました。

展示品

本当は女中部屋の電気の笠は、左側の笠だったようです。
さっきのかわいいガラスの笠は改装の時に新たにつけたものだそうです。
どちらも素敵です♡

電鈴

女中部屋を出ると電鈴という呼び鈴がありました。ご主人の部屋などにボタンがあって、押すとこちらのベルが鳴るようです。
またしばらく廊下を進むと、お手洗いが。

戦後まもなくの水洗トイレ

ハイテクなおトイレです。なんと水洗!

ペーパーホルダー

ペーパーホルダーがありました。
いわゆるトイレットペーパーってのは一体何年前からあったんでしょう?
私が子供の頃のほうがボットンだったし、なんなら紙も「チリ紙」という平たい便所紙というやつが籠の中に置いてありました(笑)
私は庶民ですからね(笑)岩崎家という財閥と比べてはいけません。
その隣はお風呂です。

広い台所

脱衣所は畳敷。中には古いバスタブがあります。奥には、タイルで作られた浴槽が。
冬はめちゃくちゃ寒そうな広々としたお風呂でした。
隣はボイラー室と洗面所もありました。こちらにも小さい浴槽がありました。女中さんたちが使ったんでしょうか?

台所全景

お隣は台所です。
入り口左側にまた大きな食器棚。

大きな作り付けの食器棚

このガラスのナミナミで、手吹き円筒法のガラスの良さが伝わりますかねぇ。
はぁ~♡本当に素敵なガラスです!

かまどとオーブン

かまど、オーブンなども揃っています。

勝手口

 
こちらは広々とした勝手口です。ここで収穫した野菜の泥を落としたりしたんですかね~。

裏にも玄関?

台所を出るとまたもや玄関?さっきの勝手口は女中さんたちの出入り口で、こちらはご主人専用だったそうなんです。
末廣別邸は中庭があって回廊のような作りになっていました。(台所があるので全部廊下ではない)
一通り見終えて庭に出ると大きなサツキの木が何本もありました。長年そこで花を咲かせているんでしょうね。

サツキの木が大木で歴史を感じます

キンランの花

 
この花は~?山野草好きの私もはじめてお目にかかります。今時は便利です。グーグルで写真を撮って検索すると【キンラン】という花だとわかりました。
珍しいお花のようです。また来年、この時期に来たらこの子に会えるかな?

東屋

庭園には東屋もありました。中に入ることもできます。

エビネラン

東屋の入り口にエビネラン。なかなかの大株でした。うちの庭にもあったんですけどねぇ~。いつの間にか夫にやっつけられちゃったみたいで気づいたら無くなっていました・・・。

畑の上にこいのぼり

更に奥に進むと、畑がありました。こいのぼりが気持ちよさそうに泳いでいます。
庭園の通路はバークチップが敷いてあり、フカフカした気持ちの良い歩き心地でした。
こういう時に一緒についてくるのは次女のハルナだけで、長女のフユカは「私は車の中で待ってるから行かない。」とのことで、ネトフリでドラマを観て待っていました(笑)
戻るとひとこと「遅いね~!」
いや、1時間くらいかかるの普通だろ(笑)
3人でまたまた、末廣のレストランへ・・・。
小岩井のソフトクリームと津田農園さんのイチゴをふんだんに使ったイチゴパフェをいただきました。

小岩井ソフトクリーム

イチゴパフェ

ソフトクリームは阿蘇ミルクと小岩井ミルクの2種類から選べます。私は小岩井が美味しいと思います。
津田農園さんのイチゴも甘くて美味しい!
これから、富里はスイカの季節になります。それも楽しみ~♡
 
これまで末廣別邸は改修工事の為、中の見学ができませんでした。それが、ようやく工事が終了して、内部の公開がされることになりました。古民家好きにはたまらない邸宅です。

岩崎邸

ちなみに、こちらは東京都台東区池之端にある旧岩崎邸。何年か前に友達とぶらり行ってみたのですが・・・「え?家?うそでしょ?」とまぁ豪華絢爛過ぎて卒倒しそうな素晴らしい家でした。内部の撮影は平日のみということで、私たちが行ったときは見学しかできませんでした。
興味のある方は是非、お食事がてら、ソフトクリーム食べがてら、富里市の末廣農場別邸公園見学に足を運んでみてくださいね~!

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富里市のふるさと納税返礼品にもなっています。

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